今月は当スクールではそれぞれクリスマスレッスンをしています。
およそ2000年前に生まれた人の誕生日を今でも世界中でお祝いするのは特別だからですね。
イエスキリストは、すべての人を罪から救うためにこの世にやってきました。
(新約聖書 ルカによる福音書2:1-20)
そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に登録をせよとの勅令が出た。
これはキリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。
人々は皆、登録をするためにおのおの自分の町へ旅立った。
ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
身ごもっていた、いいなずけのマリヤと一緒に登録するためである。
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリヤは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
天使は言った。「恐れるな。私は、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
すると、突然、この天使に天の大群が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ。
地には平和、御心に適う人にあれ。」
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか。」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話した通りだったので、神をあがめ、賛美しながら帰っていった。